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CoC7版における、パラメータ「愛」について(バージョン1.1)
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決まりごと等について

・これは選択ルールであり、すべてのGMは自己責任のもとにこれを使ってもよい。
・これは「バージョン1.1(CoC7版に対応)」である。更新する可能性もある。
・使用する場合のフェノール藤宮への連絡は不要。改変も自由に行ってよい。同じ発想の先駆者様がいるかもしれないし……。

概要

・自分以外のPCと指定されたNPCに対して、パラメータ「愛」を、相手1人につき1つずつ持つ。
・相手のためを想って行う(と説明できる)行動は、原則としてすべて「愛」で代わりにロールできる(詳細は後述)。
(愛さえあれば、少々の奇跡は起こせる……ハズである。そのために考案されたシステムだ)

・恋愛以外にも、友情や尊敬、家族愛など、あらゆる形態の愛をこのパラメータで取り扱う。
・これを採用するGMは、パラメータ「愛」を導入することによって、PC間・NPCとの友好的交流が深まることを心から願っている。

初期値と数値変動

・「愛」は、相手と出会った時点で発生する。見聞きだけでは「愛」は発生しない。
・初対面の相手に対する初期値は、「相手のAPP/2」「相手の信用/2」「20」のうち、最も高い数値である。
・初対面でない相手は、前回のシナリオ終了時の「愛」を引き継げる。
(引き継がない場合、通常は「20〜80」の範囲。普通の友人なら50前後である)

・対象キャラクターの発言・行動を見たり聞いたり受け取ったりしたとき、PLの任意で上下動できる。量は1d6または1d3を選べる。
・相手から特定の行動でも、強制的に変動することがある。例えば「魅惑(成功)」を受けると上がる。「威圧」を受けると下がる。
・判定がなくとも、褒められたりハグをされたりすれば通常は上がるし、叩かれたり罵倒されたりすれば通常は下がる。

NPCの扱い

・GMに指定されたNPCは、各PCが「愛」を持つ対象となると同時に、NPCもまた各PCに対して「愛」を持つ。
・NPCが持つ「愛」は、NPCの行動に影響する。また、NPCも「愛」でロールできるので、成功率に影響する。
・シナリオによっては、NPCからの「愛」の値によって、イベントフラグやED分岐が行われることもある。
・少なくとも、宿敵としての設定でない場合は、相手を極端にぞんざいに扱わないほうが身のためだろう。

・GMに指定されていないNPC等も、パラメータとしての「愛」を持つが、変動しない。
・これは、処理が煩雑になってしまうのを防ぐためである。
・初対面の人からの「愛」ロールを享受できる確率は「自分のAPP/2」「自分の信用/2」「20」のうち、最も高い数値である。

・PCは、名無しNPCや動植物・その他すべてのオブジェクトに対しての「愛」をロールすることができる。
・これらこの場合の初期値は、特に指定がなければ「25」とする。

「愛」の使いみち

・「愛」は、それが相手のことを想ったゆえの行動であれば、すべての技能を代行できる(「生物にダメージを与える技能」「威圧」を除く)。
・他にも、勇気が必要なスキンシップや助言・感謝・謝罪などが可能かどうかを、「愛」の成功失敗で試すことができるだろう。
(成功した場合、たとえ論理的でなくとも、キャラに似合わずとも、愛の衝動によって行動することができるようになるだろう)

・「愛」の失敗は、「相手にダメージを与える技能」「威圧」を代行できる。
(ただし、戦闘重視のシナリオの場合、できない場合もある。詳しくは各GMに問い合わせること)

「愛」での強制ロール

・「好意的な衝動に抗えるか」などの判定として、「愛」を強制的に振らされることもある。
下回る(「愛」に成功する)と、相手への好意的な衝動(ハニトラに乗ったり等)が勝ってしまう。理性的ロールプレイで制御するしかない。

・「悪意的な衝動に抗えるか」などの判定として、「愛」を強制的に振らされることもある。
上回る(「愛」に失敗する)と、相手への悪意的な衝動(挑発行為に乗ったり等)が勝ってしまう。理性的ロールプレイで制御するしかない。

「愛」のプッシュロール

・「愛」はプッシュロールできる。愛に理由なんていらないので、原則としていつでもプッシュできる。
・NPC相手・PC相手のどちらでもプッシュロールができる。
・ただし、プッシュロールが可能なのは、「愛」の対象となる相手に心の余裕があるときに限る。
・また、十分な時間がなかったり、その他特殊な状況の場合、プッシュロールはできないだろう。

・「愛」のプッシュロールに失敗した場合、相手の自分に対する「愛」が1d6下がる。

・「愛」での強制ロールに失敗した場合でも、「自分には心の余裕がある」ということを、「愛」のプッシュロールで確かめることができる。
ただし、プッシュロールに失敗した場合、「自分には心の余裕がない」ということを自覚してしまい、その後のロールプレイでは不利に働くだろう。
・この場合は、相手からの「愛」は減らない(と思われる)。

・失敗狙いの「愛」ロールも原則としてプッシュロールができる。
・ただし、プッシュロールに失敗した場合は、「愛」の減少よりも、もっと殺伐とした結果を招くであろう。

上限・下限とペナルティ

・「愛」は、宿敵でない場合は高いほうが何かと便利だが、一方的に「愛」が高すぎるのもなにかと困りものである。
・下限は0。愛が1を下回った状態で「愛」に失敗すると、警察沙汰になってしまうだろう。
・上限は100。愛が99を上回った状態で「愛」に成功すると、相手によっては警察沙汰になってしまうだろう。

・相手が目の前におらず、かつ十分な時間があれば、冷静になれる。冷静になれば、相手の行動無しでも「愛」を調整できる。
この場合は、「愛」を50に近づける方向で1d6または1d3を選んで上下動させる。50を超えて上下をすることはない。


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